アラスカの気候をざっくり解説

一年を通して日本より圧倒的に気温が低いアラスカですが、四季があります。
アラスカと言っても広いので場所により気温にかなり差がありますが、ここでは州都アンカレッジの気温をご紹介します。
季節 | 気温の目安 | 特徴 |
---|---|---|
春(3〜5月) | -6〜14℃ | 雪解けが始まり、晴天も増える |
夏(6〜8月) | 10〜20℃ | 夜でも比較的暖かい |
秋(9〜11月) | -7〜13℃ | 降水量が比較的多い |
冬(12〜2月) | -10〜-2℃ | 極寒で雪が多い |
アンカレッジは夏が最も過ごしやすいですが、晴天が多いのは春です。
また、オーロラで有名なフェアバンクスはアンカレッジよりさらに気温が低く、冬は-25℃になることもあります!
日本では経験しないような寒さなので、 防寒対策はしっかり行いましょう。
目的別アラスカのベストシーズン
オーロラを見たい場合

オーロラを見たい場合は、日照時間が短くなりオーロラが見られる確率が上がる8月の終わりから3月頃までがおすすめです。
その中でも特に9月〜10月は雪も少なく、快適にオーロラが楽しめるのでベストシーズンとなります。
また、9月〜10月の時期はフェアバンクス近郊のデナリ国立公園などで紅葉も見られるため、オーロラ以外の観光も楽しい時期です。
フェアバンクスではホテルからでもオーロラを見ることができますよ。
ハイキングや街歩きを楽しみたい場合

ハイキングや街歩きを楽しみたい場合は、3月後半〜10月前半の雪が比較的少なく、気温も上がってくる時期がおすすめです。
特に6月中旬〜8月中旬は気候も良く、凍えずに屋外での観光を楽しめますよ。
また、6月〜8月にはアラスカの原野にワイルドフラワーが咲き、8月の終わり頃から10月あたりまでは紅葉の季節です。
アラスカの大自然が作り出す豊かな色彩を見たい方は、6月〜10月頃がおすすめです!
アラスカ季節別の服装
春(3〜5月)の服装

アラスカの春は氷点下を下回ることもあり、朝や夜は日本の冬より寒いことが多いです。
春といってもかなり寒いので、厚手のセーターやダウンジャケットを用意しておきましょう。
また、ハイキングなどをする際は脱ぎ着できるように重ね着がおすすめです。
残雪があるので、足元は防水のトレッキングシューズなどにしておきましょう。
手袋やマフラー、ニット帽などもあると安心です。
夏(6〜8月)の服装

気温は10〜20℃と過ごしやすいので、薄手の長袖で問題ありません。
ただし、ハイキングや夜間に出かける場合はかなり冷える可能性があるので、上着は持っていきましょう!
特にハイキングの場合は風が吹くと体感温度が一気に下がるので、ウィンドブレーカーなど風に強い上着を持って行った方がいいです。
秋(9〜11月)の服装

アラスカの秋は氷点下を下回ることもあるので、日本人の感覚だと秋ではなく冬だと思っておいた方がいいです。
春と同じく厚手のセーターに上着などで重ね着をし、気温に合わせて調整できるようにしておきましょう。
特に10月からは秋といっても雪が降るので、足元は防水のトレッキングシューズがおすすめです。
手袋やマフラー、ニット帽なども忘れずに持っていきましょう!
冬(12〜2月)の服装

アラスカの冬はまさに厳冬という言葉が相応しいぐらい寒いので、しっかり防寒しないと危険です。
防寒は空気の層を作ることが大事なので、単純に厚手の服を着るのではなく、薄手の服数枚も組み合わせましょう。
おすすめは、「ヒートテックなどの長袖インナー+薄手の長袖+厚手のセーター+ウルトラライトダウンなど薄手のダウン+しっかりしたダウン」という風に重ね着をすることです。
下半身も同様で、ヒートテックなどのインナーも組み合わせましょう。
また、雪が浸水することが一気に体が冷えてしまうため、手袋やニット帽は二重にしましょう。
手袋やニット帽、靴も含め一番表面に来る衣類は全て防水素材にすることを強くおすすめします。

オーロラ観察を行なっているホテルでは、本格的なダウンを貸し出してくれる場合もあるので宿泊先に確認しておきましょう!
目的に合った時期にアラスカに行こう!
悠久の時を経て形成されたアラスカの大自然を目一杯楽しむためにも、可能であればご自身の目的に合わせてベストなタイミングで訪れましょう!
アラスカに興味を持っている方はご存知かもしれませんが、アラスカに行く前に星野道夫さんの「旅をする木」は絶対に読んでおいた方がいいです。
長年アラスカの原野で大自然と向き合ってきた星野さんがつづる言葉はとても優しくて、アラスカの自然や文化への愛を感じることができます。
私は毎年100〜200冊ほど本を読むのですが、今まで読んだ1000冊以上の本の中で一番好きです。
気になった方はぜひ読んでみてくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました!