旅行前に知っておきたかったこと(車・ドライブ関連)
ハイシーズンだとレンタカーは予約なしで借りられない場合がある
私たちはハイシーズンである8月にフェロー諸島に行き、何を思ったかレンタカーの予約なしで当日に借りました。
運良く借りられましたが、私たちの次に並んでいた人からは全員断られていました・・・
ハイシーズンに行く場合は、事前にレンタカーを予約しておくことをおすすめします。
また、後述しますが、Wi-Fiもセットで借りた方がいいです。
レンタカーの保険はフルカバレッジ推奨
フェロー諸島の公道はとてもきれいですが、観光する場合はきちんと整備されていない道を通ることも多いと思います。
その場合、小石が飛んで車が傷ついたり、汚れたり、車輪が沼にまってしまったりといったことが起こる可能性がかなり高いです。
また、フェロー諸島は風が強く、雨も多いので運転しにくく、左ハンドルなので日本と比べて運転が難しく感じます。
私たちも車がかなり汚れてしまいましたが、追加請求がなかったのでフルカバレッジにして良かったです。
運転をする際は羊に注意
フェロー諸島には放牧されている羊や馬がそこらじゅうにいます。
ほとんどは車道ではなく草原にいますが、たまに草を食べるのに夢中でおしりだけ車道にはみ出していたり、ケンカをして車道で跳ねている羊がいたりするので、運転する際は十分に気をつけましょう!
万が一羊と接触事故を起こしてしまった場合は、警察に電話をしてください。
大抵のフェロー諸島の人は流暢に英語を喋ることができるので英語でOKです。
羊と事故を起こしても損害賠償は発生せず、羊の飼い主が保険会社に保険金を請求するのが一般的な流れだそうです。
公共の駐車場は8〜18時の間の2時間は無料
フェロー諸島の公共の駐車場はかなり良心的で、8〜18時までの2時間は無料です。
(※駐車場によって異なる可能性があるので、正確な時間は現地でご確認ください!)
ただ、明確な答えは私たちも見つけられなかったのですが、18時以降は2時間以上停めても無料になりそうです。
私たちは18時以降に宿泊場所近くの公共の駐車場に駐車し、朝9時前に車を出したら無料でした。
ただ、18時以降に駐車し、11時半頃に車を出した時は有料でした。
おそらくですが、8〜18時頃まではチェックが入るものの、18時以降はチェックが入らないので、無料になるようです。
私たちは「18時以降は公共の駐車場に停めておいて大丈夫だよ!」というゲストハウスのオーナーさんの置き手紙を信じて駐車しましたが、本当に正しいのかわからないので、心配な方は現地の方に聞いてみましょう!
駐車する際は車についているディスクの正しいセットが必須
フェロー諸島の車のフロントガラスには、時計のようなディスクが貼られています。
これは駐車場に駐車する際、何時から駐車したかを自分でセットするためのものです。
正しくセットしない場合、罰金対象になるので、駐車する際は毎回必ずセットしましょう。
トンネルは通るたびにお金がかかる
フェロー諸島には島と島をつなぐ海底トンネルがいたるところに存在します。
特に飛行機でフェロー諸島にいく場合は、空港があるヴォーアル島から、首都トースハウンがあるストレイモイ島に渡るトンネルは必ず通ると思います。
ヴォーアル島とストレイモイ島の間のトンネル通行料は、2024年8月時点のレートで往復100フェロークローネ(≒日本円2,168円)と結構高額です。
そのため、トンネルを通る回数は最小限に抑え、計画的に島を渡るようにしたほうが節約できます。
ちなみにトンネル通行料はレンタカー会社を通して請求され、あとでクレジットカードから自動で引き落としされるので、都度支払う必要はありません。
料金所的なものは一切ないです。住民の方もトンネル通行料は自動で引き落としになるそうです。ハイテク!
旅行前に知っておきたかったこと(その他)
飛行機の欠航率が高い
フェロー諸島は特殊な気候から、飛行機の欠航や遅延が多く発生します。
私たちはコペンハーゲンからフェロー諸島へ向かう飛行機、フェロー諸島からレイキャヴィクまで向かう飛行機ともに欠航になりました・・・
普段から欠航が多いようで、フェロー諸島の人にも「飛行機が欠航になったら〜」といった話を何度かされました。
フェロー諸島に行かれる際は、前後の予定に予定を持っておくことをおすすめします。
SIMや海外ローミングよりWi-Fi推奨
フェロー諸島は楽天モバイルの海外ローミング対象外地域です。
ahamoについては一応繋がったものの、私の場合は超低速でほぼ使えませんでした。
また、フェロー諸島用のeSIMを別途購入しましたがこれも全然繋がらず、結局レンタカーの会社で一緒にWi-Fiもレンタルしました。
レンタカー会社の方によると、フェロー諸島は電波が悪く、SIMを買ってもあまり意味がないので、ほとんどの人はレンタルWi-Fiを借りざるを得ないとのことでした。
SIMを買っても無駄になってしまう可能性が高いので、最初からWi-Fiをレンタルすることをおすすめします!
ただの原っぱに見えても入れない場所がある
フェロー諸島はどこを見渡しても絶景で、つい車を停めて色々なところに足を踏み入れたくなってしまいますが、一部の場所は羊用の牧草を育てたり、危険だったりで、立ち入りができません。
立ち入り禁止の場所は柵があったり、注意書きの看板があったりするので大体はわかります。
どこかの土地に立ち入る前に、柵や看板がないか確認するようにしましょう!
ハイキングロードであっても柵など一切ないので、安全には十分注意しましょう!
スーパーではアルコールが売られていない
フェロー諸島ではアルコールをスーパーで売ることが違法なため、ビールなどが欲しいなと思ってもスーパーで手に入りません。
そのため、宿で飲むお酒が欲しい方は空港のカフェか、ブルワリーなどに行く必要があります。
どちらも首都であるトースハウンからは離れているので、徒歩では行けません。
ちなみに写真のføroya bjórは、フェロー諸島地元の方におすすめしていただいたビールで、香ばしく飲みやすさもあり、寒い地域にぴったりの美味しいビールでした!
クセもなかったので、ビールを普段あまり飲まない方にもおすすめです。
夏でも厚着必須
フェロー諸島は風が強く、雨ばかりなので実際の気温より体感温度が遥かに低いです。
とはいえ、車で移動する場合風も入って来ず、少し暖かくなるので脱ぎ着できるように重ね着するのがおすすめです。
最初はウルトラライトダウンだけで行けるかなと思ったのですが、全然ダメでした。
夏(8月)に行った私たちは、下記のような服装でちょうど良かったです!
フェロー諸島はほぼ毎日雨が降るので、防水の上着を着ることを強くおすすめします!!
<上半身>
ヒートテックなどの温かい肌着+ニットや厚手のトレーナー+ウルトラライトダウン+モンベルのレインウェア(フード付き)
<下半身>
ワークマンの防寒パンツ
<足元>
厚手の靴下+トレッキングシューズ
頭が寒すぎてかなりフードにお世話になったので、ニット帽があるとなお良いと思います!
ほとんどクレカ決済できる
私たちの場合、フェロー諸島で現金を使う機会はありませんでした。
レンタカーやスーパー、飲食店、宿泊、ツアーなど全てクレジットカード決済で、チップ文化もないため現金は不要でした。
フェロー諸島の通貨はフェロークローネといって、かなりマイナーな通貨なので余らせると面倒です。
基本は現金不要なので、すごく心配な方以外は両替なしで大丈夫です!
ちなみにフェロー諸島で使えたクレジットカードブランドはVISAとMasterで、AMEXやJCBはほとんど使えませんでした!
VISAもMasterも持っていない方は、渡航前に最短即日発行できる楽天カードなどを発行しておきましょう!
空港からのバスの本数は少ない
空港から首都のトースハウンまでバスで行くことができます。
ただし、バスは1時間〜2時間に1本程度しかないので、乗り遅れないようにしましょう!
※上の写真は2024年8月時点のバスの時刻表です。オフシーズンはさらに少なくなる可能性があるので要注意です!
タクシーは高い
フェロー諸島にももちろんタクシーはありますが、かなり高額です。
前述した通り海底トンネルを通る際は高額な通行料が発生することと、フェロー諸島の物価がかなり高い(デンマーク本土より高い)ことから、タクシーの料金ももちろん高いです。
また、空港から数分の距離までしか乗らない場合でも、10,000円以上請求される可能性があります。
これはタクシー会社がトースハウンを拠点にしており、トースハウンを通らないルートは実質受け付けていないためです。
ぼったくりや差別ではなく、誰に対してもこの対応なので、空港からトースハウン以外に行く場合はタクシーはあまりおすすめしません!
逆にトースハウンまで行くのであれば高額ではあるものの、ここまで割高ではありません。
フェロー諸島で感動体験をしよう!
日本からアクセスしづらく、なかなか行く機会がないフェロー諸島ですが、実はヨーロッパ各地から直行便が出ています。
自然が好きな方も、そうじゃない方も、必ず感動できる絶景が待っています。
私たちが実際に体験したフェロー諸島の旅の様子はinstagramで発信しているので、ぜひご覧ください!
フェロー諸島のベストシーズンについてはこちらの記事でご紹介しています。
最後までお読みいただきありがとうございました!