避粉地とは
避粉地とは、花粉症の原因となるスギやヒノキが生育していない地域や影響をほとんど受けない地域のことを指します。
具体的には本土から遠く離れた離島や、沖縄や北海道など気象条件上スギやヒノキがほとんどない地域、標高が高く、花粉が飛んでこない地域などが挙げられます。
この記事では旅行先としても楽しく、花粉も避けられる旅行先をご紹介します!
おすすめの国内避粉地
釧路(北海道)

全域でスギ・ヒノキがほとんどない北海道ですが、函館などの道南は本土から花粉が飛んでくるので要注意!
釧路まで行けばもう安心です。
花粉症の時期は寒くて観光どころではない北海道ですが、釧路は冬だからこそ楽しめるアクティビティがあるのでおすすめです。
釧路湿原のシンボルとも言えるタンチョウはいつでも見ることができますが、11月〜3月が特に多く集まる見頃となります。
花粉で苦しむ代わりに、広大な雪原に舞うタンチョウを見に行きましょう!
カヌーに乗ればタンチョウだけでなくエゾシカやオジロワシにも会えますよ!
釧路旅行のモデルコースはこちらをご覧ください!
釧路へのアクセス✈️
東京から:1時間40分
大阪から:3時間半前後(冬季直行便なし)
名古屋から:3時間半前後(直行便なし)
草津(群馬)

草津温泉は標高1,200mの高地にありスギやヒノキが生育できないので、関東では珍しい花粉の影響が少ない観光地です。
標高が高い分寒いですが、温泉に入って温まれば問題なし!
花粉が少ない快適な温泉ライフを楽しみましょう!
草津
🚃アクセス:上野駅から特急で2時間18分
💰運賃+指定席:5,370円
万座温泉(群馬)

万座温泉も草津と同じく、標高が高いので花粉の影響が少ない地域です。
万座温泉から湧き出る温泉は万病に効くことでも有名なので、湯治で花粉症も軽減できるかもしれませんね!
草津からも比較的近いので、はしごもできます!
万座温泉
🚃アクセス:長野原草津口駅から電車とバスで最短約1時間/軽井沢駅からバスで最短1時間45分
奥鬼怒温泉郷(栃木)

草津や万座温泉と同じく、標高が高いため花粉の影響が少ない奥鬼怒温泉郷。
関東最後の秘湯とも言われ、泉質の異なる様々は温泉が点在しています。
国立公園内にあるので自然も美しいですよ!
ひっそりと楽しみたいという方は草津より奥鬼怒温泉郷がおすすめです。
奥鬼怒温泉郷
🚗アクセス:東京から車で3時間半〜4時間程度
※公共交通機関のアクセスが悪いので車がおすすめ
八丈島(東京)

八丈島はスギやヒノキなどが生育していない上に、本土から離れており花粉が飛散してこない避粉地です。
本土より気温も高く、花粉の時期はクジラも見ることができるのでちょっとしたリゾート気分が味わえますよ!
八丈島のおすすめモデルコースはこちらでご紹介しています!
八丈島はご飯も美味しく、温暖で自然も星きれいなのでいいエネルギーチャージになりますよ!
八丈島
✈️アクセス:羽田から50分
※ANAのみ就航
小笠原諸島(東京)

小笠原諸島も八丈島と同じく、スギやヒノキが生育していない上に本土から遠く離れているので、花粉の影響がありません!
世界自然遺産にも登録されている通り、桁違いの美しい大自然が魅力です。
飛行機では行けず、船で行くしかないのですが、船が6日に1回の運行なので最低でも5泊6日必要になります。
思いつきで行ける距離と日数ではありませんが、まとまった休みがあればぜひ花粉の時期に行きたいところです。
小笠原諸島
🚢アクセス:東京竹芝桟橋から船で24時間
奥飛騨温泉(岐阜)

奥飛騨温泉も標高が高いため花粉の影響を受けにくい場所です。
奥飛騨温泉は平湯・福地・新平湯・栃尾・新穂高の5つの温泉郷の総称で、いずれも自然の中に佇む風情ある温泉です。
奥飛騨温泉の露天風呂は日本一とも言われ、温泉好きにはたまらない場所ですよ。
北アルプスの麓にあるため、周囲の壮大な景色も魅力です。
🚃奥飛騨温泉へのアクセス
東京方面から:松本駅もしくは高山駅まで行き、バスで1時間〜1時間半/新宿から高速バスで4時間半
大阪方面から:高山駅まで行き、バスで1時間
名古屋方面から:高山駅まで行き、バスで1時間
的山大島(長崎)

的山大島(あづちおおしま)は長崎の北方にある離島で、スギ・ヒノキがほとんど生育していないため、本土と比べると花粉の影響が少ない場所です。
江戸時代から残る木造建築が軒を連ねる漁村、神浦地区や切り立った断崖などの風景が楽しめます。
特産品の鯛茶漬けも必食ですよ!
的山大島
🚢アクセス:佐世保駅からバスで1時間半→フェリーで40分
奄美大島(鹿児島)

本土から離れている奄美大島を始めとする奄美群島も花粉の影響が少なく、花粉症に苦しまずに過ごすことができます!
沖縄と比べるとメジャーな観光地ではありませんが、その分よりのびのびと過ごすことができますよ。
鹿児島県ではありますが、文化や気候は沖縄に近く、海の美しさも沖縄に負けていません。
世界遺産に登録されていることもあり、自然がとても美しく、アマミノクロウサギやルリカケスといった希少な動物も観察できますよ。
奄美大島の冬や春でも楽しめるアクティビティはこちらの記事でご紹介しています!
奄美大島までのアクセス✈️
東京から:2時間20分
大阪から:1時間45分
名古屋から:3時間(直行便なし)
与論島(鹿児島)

沖縄本島からもほど近い鹿児島県の与論島は、スギやヒノキが生育していないことから花粉の影響が少ない島です。
ヨロンブルーとも言われる美しい海の色が魅力で、条件が揃えば百合が浜という海に浮かぶ真っ白な砂州を見ることができます。
島は小さく、沖縄や奄美大島と比べると何もないところですが、「何もしない贅沢」を楽しむにはぴったりの場所ですよ。
与論島までのアクセス✈️
東京から:4時間20分(直行便なし)
大阪から:3時間45分(直行便なし)
名古屋から:6時間30分(直行便なし)
那覇から:40分
沖縄本島(沖縄)

みんな大好き沖縄本島も気候の関係でスギやヒノキが生育しておらず、花粉を避けられます。
各都市から直行便が就航しており、市内観光や交通機関も充実しているので避粉地の中で最も観光しやすい場所と言えます。
花粉の季節である3月・4月は最高気温22度〜24度と過ごしやすく、台風もないのでおすすめですよ!
沖縄本島へのアクセス✈️
東京から:2時間40分
大阪から:2時間
名古屋から:2時間10分
慶良間諸島(沖縄)

国立公園にも指定されている慶良間諸島は、世界屈指の透明度を誇る海が魅力です。
沖縄本島から船で行くことができます。
沖縄本島と同じく、スギやヒノキがないので花粉とは無縁で過ごすことができますよ。
リゾートホテルはありませんが、シュノーケリングやダイビングをしたときのきれいさが沖縄本島よりも段違いにすごいので、きれいな海の中を見たい方にはおすすめです!
慶良間諸島
🚢アクセス:那覇から船(所要時間35分〜)
石垣島(沖縄)

石垣島もスギやヒノキがないので花粉とは無縁で過ごすことができます。
石垣島の3月、4月の平均最高気温は24度〜26度と沖縄本島より若干あたたかく、海水浴には少し寒いですがウェットスーツを着れば十分マリンスポーツを楽しめます!
石垣島自体も美しいのですが、竹富島や西表島、波照間島など周辺の島も日帰りで行けるのがイチオシポイントです!
2泊3日で八重山諸島もまわる石垣島のモデルコースはこちらをご覧ください!
石垣島へのアクセス✈️
東京から:3時間
大阪から:2時間35分
名古屋から:2時間45分
八重山諸島(沖縄)

竹富島や西表島、波照間島、ちゅらさんの舞台にもなった小浜島など、石垣島から日帰りで行ける距離にある八重山諸島の島々も花粉の影響がほとんどない地域です。
竹富島では古き良き沖縄の街並みを見たり、波照間島で信じられないぐらい綺麗な海を見たり、西表島の大自然でジャングルクルーズとしたりと、島ごとに違う楽しみ方ができるのも魅力です。
石垣島を拠点にして八重山諸島をめぐるモデルコースはこちらの記事でご紹介しているので、ぜひご覧ください!
八重山諸島
🚢アクセス:石垣島から各島まで高速船やフェリー
宮古島(沖縄)

沖縄本島からは遠く離れた宮古島ももちろん避粉地です。
東洋一の美しさとも言われる与那覇前浜や、伊良部大橋、写真の17ENDなど絶景の宝庫でもある宮古島。
島単体を楽しむなら、個人的に沖縄県内で一番おすすめです。
石垣島よりも島内に絶景スポットが多く、近隣の島には陸路で渡れるのでアイランドホッピングも簡単です。
また、沖縄本島よりコンパクトなので島内観光も楽ちんですよ。
宮古島のアクティビティはこちらの記事を参考にしてください!
宮古島へのアクセス✈️
東京から:3時間
大阪から:2時間25分
名古屋から:2時間35分
国内でも花粉を避けて旅行できる!
花粉症が辛くても、せっかくの春、旅したいですよね。
国内にある避粉地で花粉症のことなんか忘れてのびのび旅行しましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました!